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突撃体験レポート ファンタスティック津山 自分だけの一枚〜横野和紙、紙漉き体験〜

津山地域の和紙作りの歴史は古く国府に直結した紙郷で、西暦728年頃の正倉院文書に「美作紙」として記録が残っています。現在全国に残っている紙郷は7か所で、横野地区はその一つです。津山市上横野の「上田手漉手漉和紙工場」の和紙は、横野川の清流と美作地域で豊富に採れる紙の原料三椏(ミツマタ)によって育てられてきました(岡山県北の三椏の生産量は豊富で、造幣局への三椏納入量は日本一です)。
上田手漉和紙工場では、現在も昔から伝わる道具、材料、技術で漉き続けられています。主な製品として、金銀箔を保存し、使うときに一枚ずつはがれやすいように箔の間にはさむ紙、「箔合紙」を作っています。
この「箔合紙」は、日本の金箔の99%を生産し国の伝統的工芸品にも指定されている金沢市へ送られ、金沢市の金箔の保存を一手に引き受けています。その他にも便箋、懐中紙など多くの商品が作られ、観光センターなどで購入することができます。
上田手漉和紙工場

津山市指定無形重要文化財である、上田さんの「上田手漉和紙工場」で、横野和紙の制作を体験しました!

箔合紙

最初に横野和紙についてビデオなどを交えながら丁寧に教えていただきました。
これは金箔を挟む時に使われている「箔合紙」。
非常に薄く、紙の下が透けて見えています。

工場内

説明をうかがった後、工場内を見せていただきました。
ちょうど職人さんが、先ほどの「箔合紙」を漉いているところでした。

紙漉き

無言で一定のリズムで紙を漉き続けられ、無駄の無い動きと気迫に圧倒されてしまいました。

漉いたばかりの箔合紙

幾重にも重ねられた、漉いたばかりの「箔合紙」。
驚くほど綺麗に重ねられ、これが薄い紙になるのが信じられないほどでした。

上田さんのお手本

いよいよ紙漉きに挑戦です。
体験用の小ぶりな紙漉きの道具を用意していただき、まず上田さんがお手本を見せてくださいました。

体験用の道具

見ていると簡単そうに見えた紙漉きも自分ですると思ったようには行きません。体験用の小型の道具でもかなり重さがかかります。

漉いた和紙のデザイン

手伝っていただきながら何とか漉いた和紙に、紅葉をおいてデザインをします。

紙を漉くエミー

上田さんに指導していただきながら紙を漉くエミー。

和紙漉き完成

自分だけの和紙が漉き上がりました。

箔合紙の乾燥作業

紙漉きの体験の後、先ほど漉いていた「箔合紙」の乾燥作業を見せていただきました。
上田さんの奥さんが、幾重にも重ねられた紙を一枚ずつ丁寧に剥がしていきます。

剥がした紙を伸ばす作業

剥がした紙は一枚ずつ丁寧に木の板に伸ばしていきます。

薄い紙をはがす作業

エミーも体験させていただきました。
非常に薄い紙を手伝っていただきながら丁寧にはがしていきます。

紙のばし体験

剥がした紙を木の板に手際よく伸ばします。
意外と上手で褒めてもらえました。

空気ぬき体験

伸ばした紙を刷毛で紙と木の板の間の空気を抜いていきます。
破れないように優しく、そして大胆に。

天日干し

木の板ごと外に出して天日干しをします。
エミー『どれくらいで完成しますか?』
上田さん『太陽さんに聞いて下さい(笑)』

世界に1枚だけの和紙

後日できあがった和紙を取りにうかがいました。
世界に1枚だけの自分だけの和紙。完成です。

 
[紙すき体験]体験料金1,000円/人
紙の漉き方の説明を聞いた後、水を入れた漉き槽に漉き枠を入れて、細かく叩き溶かした三椏をたいらになるようにすくいます。
お手本ではいとも簡単にたいらになるのですが、実際やってみると斑になったり、端が捲れてしまったり、なかなか思うようなりません。
でも1枚1枚味があるマイペーパーが完成します。
とても楽しいのでぜひ体験してみてください。
漉いた紙は乾かして送ってくださいます。
エミー

[レポーター]

エミー

出身/アメリカ

 

[体験者]

エミー

出身/アメリカ

体験レポート
紙を作りに行きました。
紙と言っても私の知っている紙ではなくて、和紙という紙です。
工房に着き、和紙という紙の作リ方や、和紙の歴史を上田さんが丁寧に教えてくださいました。
私はすごく感動しました。
とても時間とエネルギーのいる作業でした。
その後、紙を作っているところを見せてもらいました。
手作りなのにどれも同じ厚さに作っていました。見てるとすごく簡単そうに見えました。
私も紙を作らせてもらいましたが、思ったようにはなかなか作れませんでした。
上手くは作れなかったけど、楽しかったです。

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上田手漉和紙工房

  • 津山市上横野1874
  • 0868-27-0960
    FAX 0868-27-1410
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